お知らせ

校長あいさつ


 

 

 

 

本校は、聴覚に障がいのある幼児児童生徒を対象に、幼稚部、小学部、中学部、高等部(普通科・理容科)があり、今年度は、幼児児童生徒28名が在籍しています。在籍数は少ないのですが、個々の状態や発達の段階に応じた指導を行うとともに、校外での学習や交流及び共同学習などを計画的に組み入れ、幼児児童生徒の将来の生きがいにつながるよう教育活動を行っています。授業では、聴覚障がいに配慮した学習はもちろん、少人数の強みを生かした個に応じた学習を行うとともに、各部の児童や生徒全員が集まっての活動、児童会や生徒会の活動など、異年齢集団の活動の場を工夫し、子供たちの対人関係や社会性の向上にも努めています。

 本校は、明治40年(1907年)、当時、余土村村長であり、自らも視覚障がい者であった森恒太郎(盲天外)氏が、盲唖教育の必要性を痛感し、提唱されて、私立愛媛盲唖学校を設立したところから始まります。昭和4年に県立への移管、昭和23年には、盲・聾の分離がなされ、愛媛県立聾学校として愛媛の聾教育を一手に担い、昭和27年南予に宇和聾学校が設立されたことにより、愛媛県立松山聾学校としての歴史が始まりました。

 今年度112年を迎える本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしながら、社会の変化や科学技術の進歩によって絶えず変わっていく時代に対応して、また、個々のニーズに合わせて発展していきたいと考えています。予測困難な時代の中で、自ら考え自ら行動できる力と、それぞれの環境の中でたくましく生きる力の育成に学校チーム一丸となって全力で取り組んでいるところです。

 これからも、保護者、同窓会、地域や関係団体の皆様のお力添えを受けながら、聴覚障がい教育の可能性を追求してまいりまいります。どうぞ、これからも愛媛県立松山聾学校をよろしくお願いいたします。


         松山聾学校長 橋本 加代子