【校長だより】6月参観日・第1回学校公開
2022年6月18日 16時30分本日(6/18)、今年度初めての参観日兼学校公開を実施しました。
保護者の皆様をはじめ、本校の教育活動に関心のある方などに、
幼稚部の「おふろおばけ」の演劇や小中高等部のICTを活用した分かりやすく楽しい授業など、
本校の子どもたちと教師が一体となって取り組む様子を見ていただけたと思います。
〒799-2655 松山市馬木町2325番地 TEL: 089-979-2211 FAX: 089-979-2214 MAIL: matsd-ad@esnet.ed.jp
本校は、聴覚に障がいのある幼児児童生徒を対象に、幼稚部、小学部、中学部、高等部(普通科・理容科)があり、今年度は、幼児児童生徒19名が在籍しています。在籍数は少ないのですが、個々の状態や発達の段階に応じた指導を行うとともに、校外での学習や交流及び共同学習などを計画的に組み入れ、幼児児童生徒の将来の生きがいにつながるよう教育活動を行っています。授業では、聴覚障がいに配慮した学習はもちろん、少人数の強みを生かした個に応じた学習を行うとともに、各部の児童や生徒全員が集まっての活動、児童会や生徒会の活動など、異年齢集団の活動の場を工夫し、子供たちの対人関係や社会性の向上にも努めています。
本校は、明治40年(1907年)、当時、余土村村長であり、自らも視覚障がい者であった森恒太郎(盲天外)氏が、盲唖教育の必要性を痛感し、提唱されて、私立愛媛盲唖学校を設立したところから始まります。昭和4年に県立への移管、昭和23年には、盲・聾の分離がなされ、愛媛県立聾学校として愛媛の聾教育を一手に担い、昭和27年南予に宇和聾学校が設立されたことにより、愛媛県立松山聾学校としての歴史が始まりました。
今年度117年目を迎える本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしながら、社会の変化に対応して、一人ひとりを見つめる特別支援教育の充実を実践して参ります。そして、校訓である「強く、正しく、明るく」生き抜く力を養うために、また、地域のセンター的役割を果たすために、教職員が一丸となって取り組んでおります。
これからも、保護者、同窓会、地域や関係団体の皆様のお力添えを受けながら、聴覚障がい教育の可能性を追求してまいりますので、皆様の御支援、御指導をお願い申し上げます。
愛媛県立松山聾学校長 川井 博樹
本日(6/18)、今年度初めての参観日兼学校公開を実施しました。
保護者の皆様をはじめ、本校の教育活動に関心のある方などに、
幼稚部の「おふろおばけ」の演劇や小中高等部のICTを活用した分かりやすく楽しい授業など、
本校の子どもたちと教師が一体となって取り組む様子を見ていただけたと思います。
5月21日(土)に、本校体育館で運動会を開催しました。
「翔(はばたく)」というテーマのもと、
幼稚部から高等部の『全員が楽しめる』素晴らし運動会となりました。
幼稚部は、海賊船に乗って颯爽と退場する姿が格好良かった!
小学部は、レッツカーリングでの熱戦にしびれました!
中学部は、ベストをめざせ!でのスピードに乗った走りは最高でした!
高等部は、22人の心をひとつにまとめたリーダーシップは本当に立派でした!
感動をありがとう。今後のさらなる成長が楽しみです。
陸上競技部がゴールデンウイーク中に、
障がい者陸上競技クラブ「愛アスリートクラブ」の皆さんと合同練習を行いました。
パラリンピックを目指す選手もいるハイレベルなクラブの練習に、
本校の生徒たちは目を輝かせ、熱心に取り組んでいました。
高等部の職業の授業で生徒たちが育てた春野菜が収穫の時期を迎えました。
赤タマネギ、サニーレタス、スナップエンドウ、ミョウガ が見事に実りました!
こうした経験を積み重ねながら、本校の生徒は「強く 正しく 明るく」成長していきます。
今後も、ジャガイモ、ソラマメ、トウモロコシ、ビワ など
夏野菜も続々と育っているので収穫が楽しみです。
昨日、幼稚部の子どもたちが校長室を訪問してくれました。
そして、それぞれの好きなキャラクター入りの名刺をいただきました。
これから3人で仲良く遊んだり、色々なことを覚えたりしながら、
すくすくと成長してくれることを願っています。