校長ブログ

【校長ブログ】全国高校生手話パフォーマンス甲子園ー番外編ー

2025年9月25日 08時35分
校長

9月14日(日曜日)に、鳥取県へ行ってきました。

全国高校生手話パフォーマンス甲子園の応援です。今回は初の3校「合同チーム」でしたので、わたしも宇和特別支援学校の校長先生と一緒に車で鳥取へGO!でした。(この「合同チーム」が生徒たちの「深い学び」につながる肝だと感じていました。)

ホテルの手配が遅れたため、会場近くの倉吉市にはホテルが取れず、お隣の米子市に宿泊しました。観光客の多い街でしたね。

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米子を朝出発して会場入りすると、すでに会場は大盛り上がりの様相でしたよ。

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ちょうど秋篠宮佳子様が会場入りされたようで、人だかりができていましたが、ミーハーなわたくしも真っすぐ突き進み、そこに加わりました。その後、荷物チェックを経て2階席へ。

本校の生徒たちの演技は、伝えたい気持ちがあふれているすばらしいものでした。わたしは涙が止まらず、会場も生徒たちの演技に飲み込まれた感がありました。(これは絶対優勝だと内心思っていました。)

結果は、残念ながら「奨励賞」でしたが、生徒たちはものすごく成長したと思います。

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優勝を狙ってかけた熱い思いと努力、到達できなかった悔しさと涙。そして、共に闘った仲間との絆。

これって青春そのものですよね。

教育に携わる者の喜びは、この、子どもたちの成長の瞬間に立ち会えることです。これこそが、無上の喜びだと思います。(そのための仕掛けづくりを先生たちは、水面下でとてもがんばってくれています。)

そんなことを考えながら、帰りに蒜山SAで食べたかったジャージーアイスを食べ損ねて(倉吉から南下したので帰りは通らなかった!)、高梁SAでブルーベリーソフトを堪能したのでした。

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※七宝焼のブローチは佳子様がイヤリングを購入したのと同じB型事業所で購入しました!

ようこそ校長室へ

校長あいさつ 

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 本校は、聴覚に障がいのある幼児児童生徒を対象に、幼稚部、小学部、中学部、高等部(普通科・理容科)があり、今年度は、幼児児童生徒19名が在籍しています。在籍数は少ないのですが、個々の状態や発達の段階に応じた指導を行うとともに、校外での学習や交流及び共同学習などを計画的に組み入れ、幼児児童生徒の将来の生きがいにつながるよう教育活動を行っています。授業では、聴覚障がいに配慮した学習はもちろん、少人数の強みを生かした個に応じた学習を行うとともに、各部の児童や生徒全員が集まっての活動、児童会や生徒会の活動など、異年齢集団の活動の場を工夫し、子供たちの対人関係や社会性の向上にも努めています。
 本校の歩みは、明治40年(1907年)、当時、余土村村長であり、自らも視覚障がい者であった森恒太郎(盲天外)氏が、盲唖教育の必要性を痛感し、提唱されて、私立愛媛盲唖学校を設立したところから始まります。昭和4年に県立への移管、昭和23年には、盲・聾の分離がなされ、愛媛県立聾学校として愛媛の聾教育を一手に担い、昭和27年南予に宇和聾学校が設立されたことにより、愛媛県立松山聾学校としての歴史が始まりました。
 今年度118年目を迎える本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしながら、社会の変化に対応して、一人ひとりを見つめる特別支援教育の充実を実践して参ります。そして、校訓である「強く、正しく、明るく」生き抜く力を養うために、また、地域のセンター的役割を果たすために、教職員が一丸となって取り組んでおります。
 これからも、保護者、同窓会、地域や関係団体の皆様のお力添えを受けながら、聴覚障がい教育の可能性を追求してまいりますので、皆様の御支援、御指導をお願い申し上げます。

 

愛媛県立松山聾学校長 月原 さおり