校長ブログ

【校長ブログ】寄宿舎の先生たち

2025年7月22日 16時15分
校長

こんにちは。夏休み1日目です。

本校の寄宿舎の先生たちは、チームワークがよくて愛情深く、しかも勉強熱心です。

朝から大集合。「いってきまーす!」・・・みんな笑顔ですが、どちらへ?出発ですか?

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向かった先は、「愛媛県視聴覚福祉センター」でした。そう、寄宿舎の先生方は、研修に出かけたのです!

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この熱心な姿勢!全員、前のめりです。(点字の印刷を紹介していただきました!)

質問も飛びまくりです。

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さらに、聴覚障がい者への情報提供機器として「目で聴くテレビ(アイ・ドラゴン)」や、さまざまな福祉機器も見せていただきました。

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最後は、質疑応答とミニ座談会。松聾の先輩である職員さんに、質問に答えていただきました。

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「松聾手話」なるものがあること(例えば、生徒たちが「チャイム」として使っている手話はもともとは「マナー」とか「礼儀」という手話であるらしい)や、高齢の方と若い人の「学校」の手話が違うことなども、教えていただきました。

こうやって、日々、学び続ける寄宿舎の先生方なのでした!

ようこそ校長室へ

校長あいさつ 

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 本校は、聴覚に障がいのある幼児児童生徒を対象に、幼稚部、小学部、中学部、高等部(普通科・理容科)があり、今年度は、幼児児童生徒19名が在籍しています。在籍数は少ないのですが、個々の状態や発達の段階に応じた指導を行うとともに、校外での学習や交流及び共同学習などを計画的に組み入れ、幼児児童生徒の将来の生きがいにつながるよう教育活動を行っています。授業では、聴覚障がいに配慮した学習はもちろん、少人数の強みを生かした個に応じた学習を行うとともに、各部の児童や生徒全員が集まっての活動、児童会や生徒会の活動など、異年齢集団の活動の場を工夫し、子供たちの対人関係や社会性の向上にも努めています。
 本校の歩みは、明治40年(1907年)、当時、余土村村長であり、自らも視覚障がい者であった森恒太郎(盲天外)氏が、盲唖教育の必要性を痛感し、提唱されて、私立愛媛盲唖学校を設立したところから始まります。昭和4年に県立への移管、昭和23年には、盲・聾の分離がなされ、愛媛県立聾学校として愛媛の聾教育を一手に担い、昭和27年南予に宇和聾学校が設立されたことにより、愛媛県立松山聾学校としての歴史が始まりました。
 今年度118年目を迎える本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしながら、社会の変化に対応して、一人ひとりを見つめる特別支援教育の充実を実践して参ります。そして、校訓である「強く、正しく、明るく」生き抜く力を養うために、また、地域のセンター的役割を果たすために、教職員が一丸となって取り組んでおります。
 これからも、保護者、同窓会、地域や関係団体の皆様のお力添えを受けながら、聴覚障がい教育の可能性を追求してまいりますので、皆様の御支援、御指導をお願い申し上げます。

 

愛媛県立松山聾学校長 月原 さおり